メンバー紹介

荒川 和泉

有限会社トラスト・リレイション 代表取締役社長

PROFILE

荒川 和泉(あらかわ・いずみ) 昭和52年5月生まれ。県立熊本高校、熊本学園大学卒業後、求人広告や人材サービス業の営業職として従事。2015年に義父が経営していた有限会社トラスト・リレイションに入社。その後、2018年10月に代表取締役社長に就任。

経営者の方が積極的に経営判断できるように

事業内容を教えてください。

荒川 和泉 有限会社トラスト・リレイション 代表取締役社長(以下 荒川社長)損害保険(AIG損害保険)や生命保険(ジブラルタ生命保険、大同生命保険、FWD富士生命保険)の代理店事業になります。以前は個人のお客様を対象としておりましたが、現在は主に企業・事業者様向けに保険商品の案内をおこなっております。保険を付ければ安心とも言われますが、保険は万能ではなくリスク対策の四つ(保有・移転・低減・回避)のうちの一つ(移転)でしかありません。そのため、当社では、経営者の方と一緒に「自社のリスクを知ること」、「リスク対策を考え、実行すること」に重点を置いて提案しています。保険商品ありきではなく、リスク対策ありきで保険商品にアプローチしていくスタンスです。私たちの目指すゴールは経営者の方と弊社でリスク対策を行い「積極的経営判断ができる状態」を作ることです。

貴社の強みはどういったところになりますか?

荒川社長私たちの強みは保険が万能ではないという認識の下、経営者目線で一緒にリスク対策を行うことです。具体的には保険で備えることができるリスクには補償の重複や漏れが無くなるための情報提供を行います。例えば弊社で最も力をいれているのは「保険管理手法」と呼んでいる現在加入の保険を一覧表にして「人・財物・収益減少・賠償・自動車」という5つの視点から細かく補償内容を確認し、セカンドオピニオン的なアドバイスをしています。企業の規模や事業内容、従業員の方の構成(人数・性別)、通勤手段(車・自転車)などによってリスクは変化し、必要な補償も変わってきます。例えば3つの会社があって任意労災保険の死亡補償の設定金額がそれぞれ「500万円」「1,500万円」「2,800万円」だったとしたら、すべてが正解にも不正解にもなり得ます。設定金額一つとってもその企業の状況や経営者の判断によって適正にも不適にもなるということです。大事なのは経営者がどういう根拠で補償金額を設定したかだと思います。私たちはその根拠を作るお手伝いの為、各種法令、過去の判例、その他の補償との関連性などを情報提供させていただいています。実際に災害や雇用トラブルなどが発生しても事業中断せず、すぐに一手が打てる補償と体制になっているのがベストですね。
また保険で備えることが難しい場合の対応策の提供や、事業継続力強化計画のお手伝いなども行っています。経営者の方にとって「良い気づき」を提供できた時に「役に立つ喜び」を実感しています。

不易流行の考えの下、役に立つことを追求する

今後取り組んでいきたいことは?

荒川社長経営理念の「役に立つ喜び」を実践し続ける為、規模拡大・情報発信ですね。まずはリスク対策の情報提供ができる人材の育成と属人化している業務の仕組化の為、採用活動に取り組んでいます。そしてHPからでも弊社の強みであるリスク対策の情報提供ができるよう動画等を使ったHPの制作にも取り組んでいます。
私は不易流行という言葉が好きです。私なりに砕いて解釈すれば「変わらないまま変わる」ということです。理念、戦略、原理原則はそのままに戦術やアプローチを変えていくという考えです。人材育成にしてもHPの制作にしても保険を売る為ではなく、リスク対策で経営者の方のお役に立つというスタンスは絶対に変えないようにして、弊社の強みをPRすることでお客様の輪が広がっていく仕組みが作れると嬉しいですね。

2020年の豪雨災害では対応も大変だったのではないですか?

荒川社長そうですね。水害時には私個人で100件近くの契約者様を対応させていただき、保険金額としては3億円程度の支払いとなりました。水害直後は携帯電話もつながらず、一部通れる道路は大渋滞でした。
こういう緊急時こそ「変わらないまま変わる」の実践だと思い、「災害復旧活動を妨げずに、一刻も早くお客さまと連絡を取る」為に、「スーツで車移動」というスタイルから「ジャージに長靴でママチャリ移動」というスタイルに変え、泥まみれでお客さまに会いに行きました。保険金が出る方に関しての対応はもちろんですが、水害補償を付けられていないお客様にも一刻も早く保険金が出ないことをお伝えすることを意識しました。お客さまにとって保険金が出ないのを早く知る事が次の一歩を踏み出す為に大切だと思ったからです。この思いが伝わったのか、迅速に会いに来てくれたことを喜んでいただけました。
また、水害という甚大な災害があったことで保険に対する考えも大きく変化したと思います。今まではいかに保険料を安くするかと考えていた方が多かったですが、リスクに備える為に必要なものだと実感される方が増えました。今後は事故や災害が起こる前からリスクを想定できるように啓蒙活動を積極的に行っていきたいですね。

分かったつもりではなく、理解して実行する

熊本創生企業家ネットワークに加入された目的は?

荒川社長弊社の経営を学ぶことはもちろん、経営に関する情報提供ができればより経営者の方の役に立てると思い入会しました。そもそもお互いを尊重しあえる関係でないと経営リスクを一緒に考え実行することはできないと思っています。
本郷塾に関しては、これまで本を中心に学んできたことがいかに分かったつもりで根本から理解できてなかったのか・・・・と気づかされることがあります。また、セミナーに関しても熊本では決して聞くことのできない方々ばかりなので、非常に貴重な機会ですね。生き様や理念・思考など経営の原理原則となるところを学ばせていただいています。今後も、熊本創生企業家ネットワークを通して、経営に関する知識を身に付け、さらに多くの経営者の方に「気づき」をもたらせるよう努力していきたいです。