メンバー紹介

倉崎 好太郎

RITAグループホールディングス代表取締役

PROFILE

倉崎好太郎(くらさき・こうたろう) 1997年3月九州学院高等学校卒業、2001年3月熊本学園大学卒業後、同年4月㈱キューネットに入社、2007年11月個人事業として創業、現在、RITAグループホールディングス株式会社の代表取締役。

事業内容を教えて下さい。

倉崎好太郎RITAグループホールディングス代表取締役(以下、倉崎代表取締役)当社は熊本を拠点とし、グループ傘下に事業会社を3社(利他フーズ、RITA-STYLE、利他の蔵)経営しているホールディングス企業です。デジタルマーケティングをコアコンピタンスとし、馬刺しやペットフードのDtoC事業、短期集中ダイエットジム、インターネット広告の運用業務などを展開しています。

熊本創生企業家ネットワークの理事となられたきっかけは。

倉崎代表取締役きっかけは本郷さんからのお誘いでした。私たち自身も、会社を成長させたいという思いがある中で、熊本には情報が少なく、経営者としての本質の学びの場が少ないと感じていました。具体的には、熊本と東京の情報格差をなんとか減らしたいと思っていました。熊本創生企業家ネットワークは、まさしくそういった現状を打破し成長していくために必要なものでした。他にない、成長を目指せる経済団体が作れると思いました。
現状、本郷さんがトップに立って、私たちは必死について行っているような感覚です。理事会や勉強会では上場企業の社長がどういったものの考え方をしているか、どのような意思決定の手順を踏んでいるのかを間近に見ることができて、大変勉強になっていますね。

参加者の視座が向上

立ち上げてから、これまで変わってきたと感じる点はございますか?

倉崎代表取締役参加者の方を見ると経営に対する視座が上がってきているなと感じています。熊本では普段お会いできないような経営者の話を毎月定期的に聞くことで、経営者としてより高い位置からのものの見方や、考え方が身についてきています。
東京の最新の情報、知らない情報が毎月教えていただけるので、私自身も経営者として今まで以上に視座を高く持てるようになっていると感じています。出会った当初は、本郷さんの話していることがわからないことも多かったのですが、最近では言わんとする所を理解できるようになってきたなと感じます。
情報差はすべての分野においてあるんです。熊本でIPOの情報や、ファイナンス、ベンチャーキャピタルなどの話をしっかり聞いたことのある人はほとんどいなかったと思うんです。組織マネジメントもそうだし、経営の本質もそうです。全てにおいて情報差があります。インターネットで出てくることは情報差とは言いません。実際の経験や実績による体験談はインターネットにはない貴重な話なんです。

会員へのメンターも担当されている中で大切にされていることはなんですか?

倉崎代表取締役6カ月の期間で希望する会員にメンターとして指導しています。決められた時間の中で、経営課題を解決するために、スタート時点での課題を明確にして、本質的に解決できるように意識しています。ただの話し相手にならないように、解決したい課題を本当に解決するところまで取り組んでいます。
少しテコ入れするだけで成長する熊本の企業はたくさんあるんです。しっかり話しを聞いてみると、経営の基本を知らないがために、私達が当たり前にやっていることを全然やっていないんです。メンターをやることで熊本の経営者の実情が分かります。
課題が見えているけど、解決策が見えていないんです。その原因は先ほどから話している情報量の差にあると思います。そこをしっかり改善することで、企業の体質や経営基盤が変わり、しっかり成長していけるんです。
このメンター制度は私自身も勉強になっています。ケーススタディを実地でやっているような感じで、ビジネス戦闘力は上がっています。

IPOを目指すパブリック企業を増やす

熊本創生企業家ネットワークにおける個人的な展望をお聞かせください。

倉崎代表取締役熊創からIPO目指すところが増えて欲しいと思っています。家業みたいな会社が多い中でもっと視座を高くして、パブリックになっていければ良いなと思います。そうすることで、経営者ありきではなく、永続的に続いていく企業へと成長できます。
熊本の企業にはIPOを目指せるポテンシャルが十分にある反面、どうすれば目指せるのかといった情報がないんです。熊本でいうと熊本創生企業家ネットワークが一番IPOに身近な団体です。
熊本にはいい会社、大きい会社が多いので、IPOを意識していない。熊創を通じて経営者のステージを上げていってもらいたいですね。
そのためには、意図的にステージを変えていかなければいけません。どういう環境に身を置くのかが大切なんです。熊本創生企業家ネットワークはそのためのきっかけになる団体です。

熊本という地域での経営の課題はなんでしょうか。

倉崎代表取締役やはり人口減少はリスク高いと考えています。熊本にいるとわからないかもしれませんが、熊本創生企業家ネットワークでは人口減少を踏まえた上で長期的に考えています。
そこでRitaGropとしては県外からの売上を上げていく施策をとっています。関東圏にお金が集まっているなら、そこに通信販売したり、出店して売上を創り、地域に還元していかなければなりません。

熊本創生企業家ネットワークをどのような団体にしていきたいですか?

倉崎代表取締役個人的には成長意欲が高い経営者が集まって勉強する会にしたいと思っています。成長意欲が低い人にとっては、きつい環境にしたいです。成長意欲が高い経営者が集まるためには理事として、価値の高いコンテンツを準備していかなければならないと思っています。東京の経営者を呼んだりしつつ、熊創以外では用意できないようなコンテンツを増やしていきます。
熊本創生企業家ネットワークを中心に熊本の企業が元気になれば、地域経済にもいい影響があります。熊本経済界を引っ張っていけるような団体にしていきたいと考えています。

運営する上での苦労はありますか?

倉崎代表取締役ものすごく時間を取られます(笑)。ですが、それが勉強になっています。僕ら以上に本郷さんが時間をとられているので、大変なんて言えませんけどね。
今はまだ会を作っている段階なんです。方針やルールを試行錯誤しながら作っている創業期なので、本郷さんはじめ、いろんな方のビジョンを聞けるので、運営しながらも意思決定や物の見た方などが勉強になっています。
また、私たちが地域貢献として何するのかと考えた時に、企業家・経営者という立場では、雇用と納税、経営を教える、学ぶ場を作るといったことでしか貢献できないので、社会貢献の一貫として取り組んでいる側面もあります。

熊本創生企業家ネットワークに加入するメリットはなんでしょうか。

倉崎代表取締役経営者として成長することです。コストパフォーマンスが良い勉強会だと思います(笑)。東京でもこれだけのコンテンツを持っている経済団体はありません。
毎月登壇するゲストも豪華ですし、本郷塾もすごく本質的です。レベル高い勉強会やゲスト、経営者たちがいるので、経営を伸ばしたい人は入って間違いないと思います。
逆に現状維持で良いと考えている成長意欲のない人には入ってきてほしくないと思っています。会社を本気で良くしたい人だけ入って欲しいですね。そのために私達も熊本創生企業家ネットワークも進化させて、満足いただける団体としていきます。