メンバー紹介

鋤野 勝也

グービス合同会社代表

PROFILE

鋤野勝也(すきの・かつや) 熊本工業高校卒後、熊本市役所に9年間勤務。その後、グービス合同会社を立ち上げる。

事業内容を教えて下さい

鋤野勝也グービス合同会社代表(以下、鋤野代表)インターネット通販に特化した物販事業を行っています。
モール型の通販サイトに出店しており、他社が取り扱っていない差別化した商品を販売しています。
そのためにニーズ、競合、商品特性、法律など徹底した市場調査を行います。
調査に合致する商品は海外から探したり、なければ工場に依頼して製造しています。
さらに、顧客の情報やレビューをもとに商品を改良してリリースしています。

EC(通信販売)の市場は成長著しいと思いますが、どのような状況でしょうか?

鋤野代表はい。たしかにECの市場は拡大しています。
しかし、中国企業の参入など、年々競合は増加しています。
そのため、しっかり商品で差別化できていないと価格競争になってしまいます。
また、差別化できたとしても、すぐに模造品が出てくるので、常に新しい商品や商品改良を行う必要があります。
弊社では、小さなニーズを汲み取り、積み重ねており、特定の競合により売上が一気に減少するなどのリスクを避けています。
しかし、市場環境は厳しくなると考えておりますので、「企画力、販売力、組織」の3つを常に成長させることを目指しています。

競合の少ない商品をリサーチし販売

どんな商品を販売していますか?

鋤野代表コスプレ用品、スポーツ用品、ペット用品、ベビー用品です。
基本的に1位が市場を独占するような、一極集中する市場を避けたカテゴリーを狙っています。
例えば、コスプレ用品は他の人と同じものを避ける人が多いので、いろいろなコスチュームが売れます。
さらに、このような分散されたカテゴリーでは模造品も出にくいので、結果として息の長い商品になったりします。
また、大手が扱わないようなニッチな商品も狙っています。
例えば、卓球、アーチェリーなどのマイナースポーツの商品です。
ニッチな商品だからこそ、広告費を使わなくても販売できます。
しかし、弊社では得意なカテゴリーはありますが、これに固執していません。
それは、私たちが提供している価値が「ニーズはあるが、買うことができない商品をリリースすること」だからです。
なので、分散されたカテゴリーを狙うことやニッチな商品もこの価値提供を目指した結果です。
儲かる商品は沢山ありますが、「顧客が求めているものを届けること」が私たちのミッションなので、これをいつも心掛けています。

経営理念を教えて下さい。

鋤野代表「成長して、大切な人を幸せにする」です。
私たちは、自分1人では幸せになれなくて、家族や友人、同僚など、人との繋がりがあるから幸せになれると考えています。
その自分の周りの大切な人が幸せだったら、自然と自分も幸せになります。
そして、大切な人を幸せにするためには、自分の成長が必要だと思っています。
この理念をもとに会社を運営しており、労働条件や環境に反映されています。
簡単に特徴を上げると、土日祝日休みで残業0だけど、成長して成果を上げることを目指しています。
この考えに賛同できる人が揃っているため、生産性が非常に高く、離職率も低くくなっています。

今後の展開はどのように考えていますか?

鋤野代表現在、販売力を強化して私自身で1ブランド2~5商品で年商1~3億円を作っているところです。
そのスキームが確立できたら、社員にも同様のことを行ってもらいます。
その後、日本のECで起きたことが発展途上国にも起きるので、今までのノウハウを生かして海外でECを展開したいと考えております。
商材は刃物や陶器など、日本が得意とするものを輸出したいですね。

変化した考え方 金儲けから役立つビジネスへ

熊本創生企業家ネットワークに加入したきっかけは。

鋤野代表理事の竹田さんの紹介で発足時に加入しました。
当時創業して3~4年でちゃんと経営を学んだことがなかったのですが、ここではビジネスの基本を体系立てて教えてくれます。
また、知識だけでなく、他の経営者から経験シェアをもらうことで、様々な問題の事例がストックできて経営力が確実にアップしました。
代表の器以上に会社は大きくならないので、これからも学び続けたいと思っています。