株式会社ワルツ 代表取締役
井上 ちから(いのうえ・ちから) 1978年1月生まれ。茨城県出身。大学卒業後、オハヨー乳業(株)に入社。セブンイレブン本部担当として売上拡大に貢献。2011年、東日本大震災をきっかけに熊本移住。2012年 (株)ゆうプランニング入社。50社以上のクライアントのプロモーションをサポート。2018年(株)ワルツ創業。企業独自の強みを活かすことを心がけながら、外部広報的な役割で広報・広告を戦略からサポートしている。
井上 ちから 株式会社ワルツ 代表取締役(以下 井上社長)広告代理店として、主に広告・広報計画や販促・戦略構築、webサイトの企画・制作を行っています。テレビCMやラジオCMなどが本来の事業でしたが、現在はHPやECサイトの制作など企業のあり方、考えを伝えるツールとして、webサイトを重要視したサポートを行っています。新規作成はもちろん、リニューアル、メディアの展開、広告、SNSなど、webサイト周辺の企画から構築、実制作まで担当しています。
当社はお客様と「いっしょに○○する」ことを第一に考えている広告代理店です。それぞれのお客様が抱えている課題や、ビジョンに合わせて、何が必要か、何を使ってどう表現すればいいのか・・・共に考え、見据え、解決までの道のりをサポートするのが私たちの役割だと考えています。また、当社ではお客様のニーズに合わせて制作を協力会社様に依頼しています。ECサイトの制作、webサイトの機能面の充実化…お客様のご依頼によって制作会社を選定し、最適なコスト、仕上がりをプロデュースすることができるのは弊社の魅力でもあると考えています。
井上社長元々は関東で食品メーカーの営業を行っていましたが、2011年の東日本大震災をきっかけに妻の実家である熊本へ移住しました。導かれるままに様々な人と出会う中で、「人の想いを広めるお手伝いがしたい」と思ったことから『広告』に興味を持ち、熊本地場の広告代理店である前職に入社。それから約6年半勤めましたが、当初いだいていた『広告』のイメージも大きく変わりましたね。元々は私の勝手な思い込みで、広告とは広めたいサービスを本来よりもよく見せる手法と思っていましたが、実際にはお客様の素晴らしい想いをしっかりと届けるための手段なのだと実感しました。一方で、私自身は会社員としてある意味守られた立場にありながら、経営者の方にリスクもある提案を行うことに葛藤も感じていました。いつか、対等な立場で一緒に仕事ができる環境下に自分の身を置きたい。次のステージに進むには独立しかない。という想いが強くあっため、2018年8月に独立を決めました。
井上社長人の想いを広めるプロの営業集団をつくりたいと考えています。あえて雇用するのではなく、業務委託としてそれぞれが個人事業主として独立した形のプロ集団をつくりたいですね。私の根底にあるのは「自立」というあり方です。我々自身が自立しながら、クライアントの自立・自走をサポートすることが当社の役割でもあると考えています。また、日々の提案の中で私が心掛けていることは、「徹底的に聞く」「課題や目標を明確にし共有する」「戦略を立て、実行、検証まで寄り添う」ということです。お客様によってリソースや置かれた状況、解決すべき課題、目指すべきビジョンは異なります。徹底してヒアリングを行うことで、時にはお客様が気づかなかった潜在的な課題を浮き彫りにし、より効果的な提案を行うことができます。常にクライアントと接し、課題に耳を傾け、それに対して最適にプロデュースできるメンバーを増やし、より良いサービスを提供していきたいと考えています。
また、私自身の想いである「自立」というメッセージをより多くの方に伝えたいと考え、「井上ちからの聞くチカラ」というYouTubeチャンネルを2020年6月に開設しました。コーチングのプロ資格(米国CTI認定プロフェッショナルコーチ)を活かして、これまで様々な方のインタビューをおこなってきましたが、人の人生の本質を知ることで、新たな気づきが生まれ、本当の自分の人生に向けて一歩踏み出すことができると感じています。異なる境遇に置かれた方の人生を知っていただくことで、一人でも多くの方に影響を与え、「自立」に向けて人生を切り開いていただけると嬉しいですね。
井上社長熊本創生起業家ネットワークの理事の方々からの紹介になります。元々理事の方々と関わる機会も多かったのですが、私自身の意識改革や経営者の方とのつながりを求めて入会しました。かなり意識の高い方々が参加されているので、日々いい刺激を頂いています。また、独立する際には理事でもあるRITAグループホールディングスの倉崎社長に色々と教えて頂きました。周囲の方々とのつながりを大事にしてサポートを頂けた結果、今の私があります。
独立した当初は非常に不安もありましたが、全ての意思決定が自分でできること。お客様に対しても自分の考えや想いを伝え、ベストな提案ができることに今は面白味を感じています。経営者の方と対等な立場になったことで、より多くの情報が入ってきますし、お客様のことをより深く理解することができます。今後はさらに経営者としての考えや学びを深め、広告・広報というひとつの手段・アプローチを通して、お客様の想いを伝えられる様、全力で取り組みたいと思います。