株式会社共栄コア 代表取締役
荒木 久尚(あらき・ひさなお) 1975年10月生まれ。山都町出身。熊本県立矢部高校、熊本県立大学総合管理学部を卒業後、1998年にウルトラハウスに入社。営業部長、執行役員などを経て退職し、2015年7月共栄コアに入社。2016年には取締役に就任。2019年4月から代表取締役に就任。
荒木 久尚 株式会社共栄コア 代表取締役(以下 荒木社長)事業としてはHPの制作やSNS・ECの活用サポート、ブランディング・販売促進・商品開発のお手伝い、イベントの企画運営、各種ツールや動画の制作、マーケティングリサーチ、マスメディア(TV・新聞・雑誌・ラジオ)・WEB広告の活用サポート、『くまもとの家と暮らし』の発行を行っています。これまでは事業内容と聞かれたら『広告代理店業』と伝えていたのですが、最近『広告代理店』と語るのをやめました。広告代理店業とは、一般的にはお客様の広告活動を代理で行い、広告出稿をサポートする仕事になると思いますが、当社ではお客様と心地の良いお付き合いがしたいと考え『広告代理店』ではなく『プロモーションパートナーズ』という名称に変更したんです。名称を決める際にはとても悩みましたが、パートナーという響きはお客様との距離感も近く、お互いに良い関係性で在り続けることを表すのではないかと考えて決めました。『プロモーションパートナーズ』という形は現在の当社の在り方に近い状態を表しているとも思います。
昨年、ユナイテッドトヨタ熊本様の企業CMを制作させていただきました。県内全域の様々なスポットで撮影し、お客様と共に良いものを作り上げることができたと感じています。
荒木社長そうですね。これは前職から大事にしていることで、お客の良き相談相手として一緒に考える、一緒に汗をかくということをモットーとしています。仕事をする上で一定の緊張感は必要だと思いますが、お互いに居心地の良い状態でお客様と仕事をしたいと考えています。そのためにも、コミュニケーション力や調整能力などの基礎能力はもちろん大事ですが、相手に心地よいと思ってもらえる人間性やバランス、空気作りが大事ですね。また、お客様のプロモーションのお手伝いをさせて頂く際には、企画の背景や経営者の方の想い・理念、会社の文化なども深く理解するようにしています。なぜなら、企業の商品やサービス、事業はそういったものから生まれると考えているからです。
荒木社長先代(現中川取締役会長)の時から目指すところは同じですが、個々の考えや価値観を尊重した働き方ができるような体制を作っています。高い報酬が欲しい、稼ぎたいという人には目標・収入を自分で決めてもらいますし、収入はほどほどでいいのでしっかり自分の時間が欲しいという人にはそこに見合った業務を任せます。そのほうが本人たちもコミットして頑張れますし、責任を持ってお客様と向き合うことができます。また、『パートナー』というお客様との関わり方を明確にしてから、これまで以上に社員の主体性や意欲が高まったように感じますね。お客様に対していい提案をするためにも自分たちの知識を増やす必要があります。そのため、積極的にセミナーに参加したり、勉強会を開いて情報をキャッチアップできる環境づくりにも力をいれてきました。
荒木社長そうですね。まだ今年で2年目になりますが『熊本の家と暮らし』は年に3回発行している熊本県内の住宅情報誌になります。2021年5月には創刊されて初のダブル表紙となる5冊目が発行されました。内容としては注文住宅の最新新築実例集やハウスメーカー、モデルハウス一覧、インテリアショップガイド、家づくりの基礎知識、家と暮らしのコラム・・・熊本で家を建てたい方に向けた雑誌となっています。現在は県内の書店やコンビニ約450店舗で販売されていますが、ポータルサイトも開設し完成見学会の予約やイベント情報の公開も行っています。今はまだ認知度を高めるフェーズでもあるため、利益が出た分はこのポータルサイトの改修に投資してどんどん成長させていきたいですね。
荒木社長実は勘違いしていまして…(笑)立ち上げ当初から入会のご案内書を頂いてましたが、上場を目指している企業様だけが集まる団体だと思い参加していませんでした。当社は変革の途中でもありますし、「新しい知識や空気を入れたい!」と思っていたタイミングでもあったので、上場を目指さなくても問題ないと知った時にはすぐに入会しました。参加されている経営者の方は皆さん若いですし、最新のビジネス情報を得ることができ非常に良い刺激と学びになっています。
荒木社長まずは積極的に学びにいく、やってみる、継続するということを大事にしています。これは前職のころから大事にしていたことでもあります。また、以前参加したセミナーで聞いたことですが、「成功したいなら、とにかくまずはやってみよう!」と。実際に学んだことを実践する人は全体の10%、さらに継続できる人はその中の1%しかいないそうです。これは100人に1人しか実践して継続ができないという統計になります。1%と聞くと非常に小さく感じますが、1日の1%は約15分です。毎日1%でも進歩、改善し、何かを継続することができれば成功を手に入れることが出来ると考えて常に意識しています。世界の超富裕層は1%。なんとなく届きそうな気になってます(笑)。