メンバー紹介

小川 知己

株式会社リハビリテーションコムラッド社長

PROFILE

1985年6月8日生まれ、天草市出身。 天草高校を卒業後、西日本リハビリテーション学院を卒業し、理学療法士として病院や介護施設での勤務を経て2012年に起業。天草市を中心に子どもから高齢者まで幅広い年齢層に対し、医療介護福祉サービスを5事業所展開している。

天草市でデイサービスやリハビリ施設などの介護事業を展開されていますね。

小川知己株式会社リハビリテーションコムラッド社長(以下、小川社長)はい、天草で高齢者向けリハビリ施設、訪問リハビリサービス、デイサービス、介護予防施設、発達障害児童向けサービスの5つの事業を軸に展開しています。

高齢化率38% 天草は30年後の日本の姿

天草という地域で事業を展開されている理由をお聞かせください。

小川社長故郷であることはもちろんですが、天草市の高齢化率は38%あり、全国平均の27%と比較するとかなり高齢化が進んでいます。この数字は30年後の日本平均として予測されている数字です。この課題を解決せねばならないという目的が第一なのですが、逆に言えば、30年後に訪れる日本の未来を先取りしているとも言えるんです。今後、日本全国で高齢化が進む中で、天草で先進事例を作っていけるチャンスでもあります。天草でしっかりと超高齢化社会を乗り越えていく基盤を作ることで、日本全体の課題解決につなげていく思いです。
また、地方は廃れていくばかりで希望を見出しにくい環境だと思われがちです。自分たちで輝けるような場所に変えていく努力を率先してやっていきたいと思います。

福祉分野でもかなり先進的な取り組みですね。

小川社長福祉の分野では人手が不足していると言われていますが、このままでさらに人手不足が加速します。また、都市部と違い、広い範囲に分散して民家があるので遠方まで通所できない方もいますし、訪問看護にしてもどうしても手間とコストがかかってしまいます。だからこそ、今後は訪問看護にさらに力を入れていきたいと考え、事業を育てています。他の地域でも通用するモデルが確立できれば、介護施設が不足している地域に事業規模を拡大しつつ広げていくことができます。これを30年後までに形にしなくてはなりません。

それは全事業共通の理念ですか?

小川社長理念としては5つの事業でそれぞれ事業内容が違う中で、「企業価値を高めて社会貢献する」と掲げています。具体的に企業価値とはより多くの利用者が期待以上のサービスを受けられる企業であることです。また業界、地域の発展へ貢献していくことです。それらを通して社員の衣食住の質を高め、幸せにつなげていきたいと思います。

半年間のメンター制度活用で売上、経常利益が改善

熊本創生企業家ネットワークに加入して、変わったことはありますか。

小川社長メンター制度を活用して、半年間教えを受けました。毎月の面談で計6回。その中で組織化をしっかり進めたことで、コミュニケーション手段の改善や分業化が進み、単月の売上が12%向上、経常利益も-2%から14%まで伸び単月赤字から黒字へ転換できました。
これは企業規模が拡大する中で考えなければならなかったコミュニケーション手段や組織の動かし方が改善されたことです。実際に経営者として活躍している方からのアドバイスなので、本質的な部分から改善できました。

半年間で驚くほどの成長ですね。

小川社長実践的な面でのアドバイスはもちろんですが、毎月開催される例会で考え方を正していただけたことも非常に大きいです。参加するたびに自分に不足している部分に気付かされます。日常の業務の中で気づかない課題を俯瞰して見ることができるんです。
天草という地方の街で、私くらいの年齢で、これくらいの規模の会社を経営していると持ち上げられることが多いので、これまでずっと自分の立ち位置を勘違いしていました。熊本創生企業家ネットワークに入ったことで、いい意味で打ちのめされましたね(笑)。

より大きな舞台で活躍している人と触れることで、それに気づいたということですね。

小川社長そうですね。とにかく熊本創生企業家ネットワークは「熊本を復興させる」という理事の皆さんの本気度が段違いです。それが徐々に会員にも浸透し、本気度の高い集まりになっています。ただの飲み仲間ではなく、課題解決や相互成長していく関係性です。人として、経営者として、どうあるべきか。基礎的な部分がまだまだ勉強不足なので、ここをしっかり学んでいくことが会社の成長に直結すると感じています。今後も経営者として成長していく場として活用したいですね。