メンバー紹介

佐藤 憲史郎

株式会社乳菓子屋代表取締役社長

PROFILE

佐藤憲史郎(さとう・けんしろう) 1977(昭和52)年6月22日生まれ。小国高等学校卒業後料理業界へ就職、その後料理の幅を広げるためにケーキ屋にて修行。2008年2月 味噌天神にてプリン専門店個人事業として創業、2010年 水前寺へ移転リニューアル洋菓子店、2017年 株式会社として登記、2018年ガトーショコラ専門店オープン2店舗経営。

事業内容を教えて下さい。

佐藤憲史郎株式会社乳菓子屋代表取締役社長(以下、佐藤社長)当社では洋菓子店1店舗、ガトーショコラ専門店1店舗の2店舗を経営しています。中央区水前寺で運営する洋菓子店「乳菓子屋」では、阿蘇小国ジャージーをはじめとした熊本県産の材料を使用した洋菓子や焼き菓子を中心として販売しています。また、ガトーショコラ専門店「お菓子の扉」でも、熊本県産の食材を使用したガトーショコラを主力に展開しています。

主力商品はどのようなものでしょうか?

佐藤社長地元の食材を使った菓子類です。「乳菓子屋」では、ケーキを絶えず10種類、アニバーサリー商品を8種類、焼き菓子を20種類前後店頭に並べています。販売の比率でいうとケーキが8割で、焼き菓子が2割程度です。

作るだけではなくその先を

企業理念を教えて下さい。

佐藤社長「お菓子、ケーキを通じて世の中に幸せ夢喜びを私達が自分達が創る」という理念を掲げています。私達はケーキ屋ですが、ただ作って販売するだけではなく、その先のケーキがある場所を作っています。その中で、世の中は自分を中心に広がっていくので、まずは自分に近い熊本県産の食材を使用し、消費者だけではなく、生産者の方々に対しても貢献し、熊本県内のさまざまな方に貢献できる洋菓子店を目指しています。
対外的には子供向けのお菓子教室を開催しており、実際にケーキを作っています。子どもたちの喜ぶ姿を見ると、人に喜んでもらいたいというこの仕事をしている目的をしっかり実感できますね。

洋菓子業界はどのような現状でしょうか。

佐藤社長技術にフォーカスして突き詰めているケーキ屋さんが増えていますね。クオリティは格段に上がっていると思います。そんな中でも私達はお客様が喜ぶことにフォーカスして、ただ技術を伸ばすだけではなく、満足度の高い喜んでもらえるものを提供できるように心がけています。
経営的な側面でいえば、あまり労働環境の良い業界ではありません。待遇や福利厚生の面でも一般企業ほど充実していない企業・店舗が多いのです。当社ではそれを改善して、一般的な労働環境の水準まで引き上げる経営努力をしています。

具体的にどのような取り組みを。

佐藤社長待遇改善は当然ですが、独立したいと考えているスタッフをサポートするトライショップ制度を整えています。物件探しから内装を一緒に考え、資金をすべて出資し、商品企画や店舗経営を練習する場所を提供しています。イメージとしては社内ベンチャーに近いですね。最終的にはのれん分けして、独立してもらいたいと考えています。
コンサルタントほどのことはできませんが、助言や情報共有できる関係性で応援したいと思っています。これは、私自身も独立する時に周りから助けてもらった経験があるため、同じことをしていきたいという思いからはじめました。

熊本を代表す洋菓子店を目指す

今後の展開はどのように考えていますか?

佐藤社長乳菓子屋の店舗を小国町に出店したいと考えています。私の出身地である小国町に貢献したいという思いがあり、小国町を代表するお土産を開発していきたいと思っています。最終的には熊本を代表する洋菓子店を目指しています。
また、経営的な面では現在、喜んでもらおうと開催しているお菓子教室を利益の取れるビジネスモデルとして成長させて行きたいと考えています。利益が得られることで、より喜んでもらえる取り組みを継続していくことができるため、実現させていきたいと考えています。

熊本創生企業家ネットワーク加入のきっかけは?

佐藤社長理事の竹田社長の紹介で参加しました。当初は自分にはまだ早いと思っていました。しかし、熊本では得られない情報も多いですし、講師だけではなく参加者にも自分より上のステージで活躍している人が多いので、視野が広がりました。熊本のケーキ屋という狭い世界から、東京とか世界とかの広い世界からの話が耳に入ってくることで、意識が変わりましたね。
世の中の成功している経営者が、どれほどのことをやってきたのか知ることで、自分に不足している部分を思い知らされました。

熊本創生企業家ネットワークに加入して変わったことは?

佐藤社長ケーキ屋意外の情報も集めるようになりました。他業種の情報も経営面で役立つことが多いと気付かされたためです。また、新しい取り組みとして、リファラル採用の導入を検討しています。
また、ベンチマークとなるお店を明確にすることで参考にしていこうと全国の情報を集めています。
最終的には、直営店3店舗、弟子店4店舗を作った段階で引退したいと考えているため、後継者育成についても考えています。
熊本創生企業家ネットワークの参加者の中では、一番底辺からスタートであると自負しています。学もなく、丁稚から始めた自分だからこそ、学べることも大きいと思っています。